ソフトバンクが、8日に海外FA(フリーエージェント)権行使を発表した日本ハム・近藤健介外野手(29)に対し、4年総額30億円(推定)を提示し獲得交渉を開始することが同日、分かった。球団の三笠杉彦GM(48)もオンラインで対応。熱烈ラブコールを送り続けた。オリックス、ロッテ、西武なども獲得に乗り出す方針で争奪戦は必至。鷹が超破格の条件で球界屈指の巧打者にラブコールを送る。

 交渉解禁となる11日を前に、ソフトバンクが近藤に驚愕(きょうがく)の好条件を準備していることが分かった。関係者によると推定で4年総額30億円。単年にして平均7・5億円の提示額で獲得を狙う。千葉県出身で北の大地でプレーしてきた安打製造機が九州に来てくれるかは未知数だが、オンラインで報道陣に対応した三笠GMは熱烈なラブコールを続けた。

 「日本を代表する素晴らしいアベレージヒッター。対戦相手として総合力はトップクラスと思っていた。うちに来たら、とてもいいお手本になる。ぜひ話を聞いてもらいたい」

 好条件かと問われた際には勢いよく「はい、もちろんです!」と即答し、長期での活躍を期待する。「リーグを代表する技術を長い間、高い持ち味を出してくれると思います」。それにふさわしい待遇が4年総額30億円だ。