これまで、大谷と対面したことはないが「投打どちらも挑戦し続けているのはすごいですし、結果を残している。夢を与えてくれる選手」と見ていた。WBCの代表入りがかなえば、必然的にコミュニケーションを取る機会が得られる。

 直接、尋ねたいことがあるという。「いろんなことを考えてプレーしている方。野球だけに集中している感じじゃないですか。どんな気持ちでオン、オフをつくっているのか。メディアを通してでは分からないことを聞けたら」。グラウンド上で生の声を引き出し、超一流の極意を吸収するつもりだ。

 伊藤は直近の侍ジャパンで日本ハムと同じ背番号17を付けた。大谷もエンゼルスで「17」を背負う。負けん気の強い右腕は「そこは僕が引きます。僕は何番でもいい。(代表に)入れるなら」とにっこり笑った。二刀流スーパースターとの共演には、たくさんの希望が詰まっている。