「とくに消費することはないので、今のところは貯まっていく一方です」

 これは昨年帰国時に、日本記者クラブでおこなわれた会見で、お金の使い道を聞かれた大谷翔平(28)が述べた言葉だ。

【画像あり】大谷が乗る約2500万円のポルシェ、その他主なスポンサー企業

 日ハム時代も、「僕は物欲がないんです。大きな買い物は、表彰式やイベントで着用するためのスーツを買ったくらい」と話している。大谷の年俸は、プロ1年めの2013年の1500万円から、来季は3000万ドル(約40億8000万円)と、約290倍に膨れ上がったが、なおも質素な暮らしぶりは変わらない。

 しかも、米マーケティング会社「スポンサー・ユナイテッド」によると、大谷は2022年に17社とスポンサー契約し、2021年のアーロン・ジャッジ(30)の13社を抜いて、メジャートップに立ったという(FTXの破綻で現在は16社)。その総額は2000万ドル(約27億2000万円)になるとみられている。年俸と合わせた総収入は、メジャー2位の約68億円に上る。

 そして、大谷との契約を狙う企業は、まだまだ存在するというから驚くばかりだ。

「野球の実力はもちろん、大金を得ても贅沢をしないところがスポンサー筋に受けています。それに嫌みがない。あるテレビ番組が報じた『息子にしたいスポーツ選手』ランキングで、断トツだったのも頷けます。はっきり言って、どんな商品にも対応できると思いますね。なかでも、スポンサーのひとつである『ヒューゴ ボス』はドイツのブランドで、サッカードイツ代表とも契約しているように、同社はサッカーとの関わりが強く、野球選手と契約するのは異例のこと。大谷がいかにグローバルに注目されているかがわかります。引く手あまたの今は、オファーを選別している状況でしょう」(大手広告代理店関係者)