今秋ドラフト上位候補のENEOS・度会隆輝外野手(20)が13日、外野と二塁の両面においてプロレベルへの上達を目標に掲げた。横浜高では二塁手。ENEOS入社後にチーム事情から外野手に転向し、社会人ベストナインに輝くまでに成長したが、二塁もこなせる強打者となれば、各球団からさらに熱視線が注がれることは必至だ。

優勝した昨夏の都市対抗では打率4割2分9厘、4本塁打の数字を残し、MVPにあたる橋戸賞を受賞した。勝負のドラフト解禁年。大久保秀昭監督(53)からは「内野も外野も両方一流になれるような選手を目指せ」との指令が飛んだ。度会も「どちらも一流になれば価値が上がるし、幅も広がる。まあまあやれる選手ではなく、両方一流を目指してやっていきたい」と鼻息荒く意気込んだ。