ラジオ局WEEI(電子版)は22日(日本時間23日)、レッドソックスがボストン郊外のスプリングフィールドで20日(同21日)に行ったファンフェスタで大ブーイングを浴びたサム・ケネディ球団社長のコメントを紹介した。

「昨季は最下位だったので予想はしていた。最悪なのは、(我々もファンも)無関心でいること。この流れを変える方法はとてもシンプルです。試合に勝つこと」。ファンの反応を前向きに捉えているという。

 また、トークショーでステージに上がったジョン・ヘンリー・オーナーもファンの厳しい洗礼にさらされた。今季からフェンウェイ・パークのチケット価格を値上げする理由について「選手たちの年俸など、野球界ではいろんなことが高騰している」とゆっくりとした口調で説明すると、会場からは大きなブーイングが起こり、トークが一瞬止まってしまうというハプニングに見舞われた。

 このオフ、球団は吉田正尚外野手(29)と5年総額9000万ドル(約116億円)で契約、生え抜きのラファエル・ディバース内野手(26)とは10年総額3億1500万ドル(約407億円)で契約延長するなど、近年では見られかなった巨額の投資を行った。しかし、ファンの経営陣に対する不信感は払拭されていないようだ。

 2020年にムーキー・ベッツ外野手(30)をドジャースに放出、このオフはFAになったザンダー・ボガーツ内野手(30)のパドレス移籍を許すなど生え抜きのスターの相次ぐ流失で頂点に達した怒りはそのまま。勝てるチームをつくって結果を出すしかないが…。

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