昨年の「ビッグボス」であれば結果を残した有望選手には満面の笑みで絶賛するのが当たり前だったが、今は一切なし。この「変貌ぶり」も、今季にかける思いの表れなのだろう。実際、ある選手に最近の新庄監督のグラウンド内での接し方を聞いてみると「やはり昨年とは全然違う」とし、こう続けた。

「気さくに声をかけてくれる姿勢に変わりはないのですが、昨年のように笑みを浮かべながら指導するということはない。厳しさが増したという感じでしょうか。以前ならミスをしても笑顔だったのに、数日前のノックでは少し後逸しただけで鬼の形相でにらまれましたからね。いい意味で練習から緊張感が生まれていることは確かです」