新助っ人が、春季キャンプ地の名護に初めて現れた。この日はキューバ代表のユニホームを着ていたが、日本ハムでのプレーをすでにイメージしている。前所属の中日はセ・リーグだったことを踏まえ「パリーグはDHがある分、出場機会の幅が広がるので、そこを楽しみにしている。自分が考えているのはDHだったり、ファーストだったり、外野手。もしコーチが望むのであれば、キャッチャーでも出たい」。守備位置にこだわらず、新庄監督の求める役割をこなすつもりだ。

 同代表は2月17日、日本ハムと練習試合(名護)を行う。マルティネスにとっては、両チームへの絶好のアピールチャンスだ。「今年、キューバ代表として日本での初めての試合なので、その機会をまず大切にしたい。今まで準備してきたことを発揮するということを第一に考えています」と意気込んだ。

 世界との戦いで得た経験を新チームに還元する。「目標は日本ハムが優勝すること。個人では本塁打と打点で周りの選手と比べて抜け出るように頑張りたいです」。WBCを経てひと回り大きくなった期待の主砲候補が、新球場元年の命運を握っている。
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