17日の巨人の沖縄キャンプでは紅白戦(7イニング制)が実施され、タイブレークの末に白組が3―2でサヨナラ勝ちを収めた。

 最後は一死満塁の場面で紅組の左腕・山田が中島にストレートの四球を与えて押し出しとなり、白組の勝利となった。すると、試合後に原辰徳監督(64)や阿部慎之助ヘッド兼バッテリーコーチ(43)と敗れた紅組の野手がマウンド付近に集結。程なくして野手陣が本塁付近から右翼と左翼ポールまでダッシュで往復する〝ペナルティー〟が課せられた。

 原監督はニヤリと笑いながら「(那覇の)天気もいいし、練習をすれば大地からお恵みをいただけるというところですよ」と話すにとどめたが、どんな意味合いがあったのか。阿部ヘッドに「罰走ということでいいか?」と直接問いかけてみたところ「違うよ」と笑いながら否定。

指揮官と2人で発案したものとした上で「新鮮なそよ風をいただくのと、後押ししてもらうのと。期待ラン、期待しているよランニング。期待走だよ。いくら紅白戦でも勝負にこだわる監督の(思いの)表れだと思います」と明かした。