WBC侍ジャパンの壮行試合・ソフトバンク戦(宮崎)第2戦が26日、行われた。

 試合は2―2の9回に周東(ソフトバンク)の足と源田(西武)の適時打、松原(巨人)の犠飛で2点を挙げ侍ジャパンが4ー2と逆転勝利を収め2連勝とした。

 しかし、その一方で気になるのはこの日も1番・山田哲人内野手(30=ヤクルト)、4番・村上宗隆内野手(23=ヤクルト)、5番・山川穂高内野手(31=西武)の打線のキーマン3人に快音が聞かれなかったこと。

 前日の試合で3打数無安打(2三振)だった切り込み隊長・山田はこの日も2度の満塁機でいずれも見逃し三振。2試合合計6打数無安打、4三振となった。

 若き三冠王・村上は守備で適時失策を犯した直後の3回無死一、二塁の挽回機で一飛に倒れるなど3打数無安打。2試合合計4打数無安打だが3四球を選べているのが救いか。

 前日の3番からこの日は5番に入ったパ・リーグ3度の本塁打王・山川は右飛、空振り三振、二直の3打数無安打。計4打数無安打となかなか一本が出ない。

 山川はこの短期決戦に向け「調子が良かったり、悪かったり何があるか分からない。ただ、やることはどういう状況になっても最高のパフォーマンスができるようにベストな準備をすること」と本番前の結果に一喜一憂しない心構えを語っている。

 キャンプから足幅を狭める新フォームに取り組む山田は前日の試合後、一人居残り練習を行い「結果は出なかったですが、自分がやりたいことを続けていければいい結果が出ると思う打席もあった」と語っていた。

 そのフォームが自分のものになってくるまでの時間と、WBC本番までの時間の兼ね合いが山田の勝負となってくる。

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