屈辱的な記録ばかりがアップデートされる。ヤクルトが19年以来、球団史上6度目の12連敗(1分けを挟む)。前年優勝チームの連敗としては史上最長だ。「全体的に歯車がうまく回っていない」と高津監督は深刻な事態を受け止めた。中日が勝ち、ついに20年以来の単独最下位に転落した。

 先発の市川が加藤豪の2発を含む5回4失点で主導権を明け渡した。49試合で43通り目となる打線は、不動の遊撃手・長岡を今季初めてスタメンから外し、体調不良から復帰した青木を2番に入れたが、中軸3人が計10打数無安打で2点止まり。「消極的になってしまう、丁寧にいってしまう、(球を)選んでしまうところがある。積極性は失ってほしくない」と指揮官は野手陣に呼びかけた。

 連敗は全て3点差以内。惜しいとばかりも言っていられない。「とにかく明日、1個取ってこの流れを切りたい」と青木。球団が過去5度経験した12連敗のうち、4度はシーズン最下位に沈んでいる。

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