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3月に開催された第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で、野球日本代表「侍ジャパン」を世界一に導いた栗山英樹監督(62)が2日、都内ホテルで退任会見を開いた。5月末で任期満了。退任を受け、侍ジャパン強化委員会は次期監督の選定作業に入る。

 委員長も務める日本野球機構(NPB)の井原敦事務局長は、8月末をメドに新体制発足を目指すと説明。「11月に大会がある。逆算すると8月末ぐらいには体制をつくらないといけない。ただ、多少ずれ込んでもいいし、早くなってもいい」と話した。

 11月に東京ドームで開催される「第2回アジアプロ野球チャンピオンシップ」(日本、韓国、台湾、オーストラリアが参加)が新体制での初陣になる。候補について「いくつも要件がある。全部備えている方はなかなかいらっしゃらないので、それぞれを比較判断し、どなたにお願いするかを決める」と説明。前ソフトバンク監督の工藤公康氏(60)、東京五輪でコーチを務めた井端弘和氏(48)らが有力候補に挙がる。