過去に準優勝は3回あるが、優勝にはまだ届いていない。初の世界一を目指し、馬淵史郎監督(67)は20人を選考した。今大会は7イニング制で行われ、投手は厳しい球数制限もある中で、10日間で最多9試合を行う。馬淵監督は「投手を多く入れないと回らない。投手もできて、なおかつ野手でも出場できる選手を多く選びたいと思った。ユーティリティープレーヤーというか、いろんなところを守れる選手を選んだ。なおかつ、日本の高校野球の特徴であるしっかり守って機動力を使える、バントができる選手を20人選びました」と話した。

 主将は広陵(広島)でも主将を務めた小林隼翔(はやか)内野手(3年)に決定した。20人の中で、今夏のチームで主将を務めた選手が7人も集まっており、小林は「プレー面だけではなくて、生活面、行動をしっかりまとめていきたい。自分1人でまとめていくのは短い期間で難しい。各高校の主将が多いので、1人1人が主将という思いでやっていってもらいたい。その中心となって、いいチームにしていきたいです」と意気込んだ。