【西武】打撃陣ワースト連発の遠因か 昨オフ断行されていたベテランスコアラーからの〝若返り〟

西武は27日の日本ハム戦まで3カード連続の負け越しを喫し、借金は14。7月15日以来の最下位に低迷している。

チーム打率(2割3分2厘)、同得点(323点)ともリーグワースト…。ただでさえ打てない打線から28日、チームトップの12本塁打、41打点のマキノンが右肩痛のために登録抹消され先発陣に掛かる負担はさらに増加する。そんな状況で楽天、ソフトバンク6連戦に全勝は至難の業だ。

振り返れば、今季は開幕から主将の源田がWBCで名誉の負傷を負い、開幕から約1か月半の不在。打線の中軸から森がFAで抜け、昨年2冠王の山川は一連の不祥事で〝三軍幽閉〟が今も続いている。

通算500本塁打に34本と迫る中村剛也は3、4月に打率3割6分4厘、7本塁打、14打点と爆発し、5年ぶり3度目の月間MVPを受賞したが、その後は故障の影響もあり、スタメン出場は常に体の状態を見ながら。投手陣も先発、ブルペンそれぞれ好不調の波が激しく、投打ががっちりかみ合う戦いはしてこれなかった。

また、松井新政権誕生に合わせスコアラー陣の〝若返り〟人事が断行されたことも、チーム現況の遠因かもしれない。昨年まで辻政権を支えていた3人の先乗りスコアラー陣のうち、ベテラン2人が交代。一人は他部署へ異動となり、もう一人は昨オフの契約更改でフロントから「新しいチャレンジをしてこなかった」との理由でマイナス査定を受けた西武に見切りをつけ、阪神に移籍した。

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