日本がドタバタで迎えたスーパーラウンド初戦に快勝した。試合4時間前に相手が韓国に決まる異例の事態だったが、エース前田悠伍投手(3年=大阪桐蔭)が動じることなく4回無失点と寄せ付けなかった。わずか47球に抑え、決勝だけでなく、中1日でV候補・台湾との試合にもスタンバイできる状態になった。初優勝へのシナリオが見えてきた。

 ▽日本ハム稲葉GM(前田について)「負けられない試合で、自分の投球ができていた。あれだけ腕を振って抜け感のあるチェンジアップは特殊球。相手は打ちづらいと思う。右打者の内角直球もしっかり投げ込んでいた。より直球を速く見せる投球術を持っている」