0001それでも動く名無し
2024/03/19(火) 06:23:54.47加えて、教員の人手不足も年々深刻化している。まさに働き方改革待ったなしの状況の中、多聞東小は今回、文集の廃止という大きな決断に踏み切った。
だが坂田さんは意外にも、「文集がなくなるデメリットはあまり感じない」と話す。
「文科省は2020年から、小学校から高校までの活動を記録する『キャリア・パスポート』というツールを導入しています。これは子ども一人ひとりが自分の学びを振り返り、シートに記入するもので、“学校生活の記録”という卒業文集の役割を肩代わりできます。学校側も保護者にきちんと説明されているのか、クレームが入ったという話は聞きません」
普段の授業をより充実させるためにも、時間を捻出しようとする工夫は、他校でも見られる。たとえば、「運動会を丸1日から半日に短縮して、全学年での練習が必要な競技は取りやめる」「音楽会は子どもたちの成長段階に合わせた難しすぎない曲を選ぶ」ことで、行事の準備時間を圧縮するといった事例があるという。
課題山積みの教育現場で、今、本当になすべきことは何か。子どもたちの思い出作りやその記録の方法も、前例踏襲では立ち行かなくなっている。
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