悪魔「働いて家を買って結婚して子供を育てて善行を積め。そうすれば来世で楽ができるぞ」ワイ「…」
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ワイ「これは最後の生存であり、もはや再び生を受けることはない」
悪魔「子供がいる男は子供について喜び、また嫁がいる男は嫁について喜ぶ。
執着することは喜びである。
執着するモノがない人生は、喜びもないぞ」
ワイ「いかなる所有もなく、執着して取ることがないこと。
それを平穏と呼ぶ。それは生と死との消滅である」 悪魔「私は七年間ワイくんにつきまとっていた。
しかし、よく気をつけているワイくんには、つけこむ隙を見つけることができなかった。
カラスがクリーム色の石ころの周りをめぐって
『ここに柔かいものが見つかるだろうか?味のよいものがあるだろうか?』といって飛び廻ったようなものである。
そこに美味が見つからなかったので、烏はそこから飛び去った。
石ころに近づいたそのカラスのように、私はワイ君を見捨てる」 人を生存に縛りつける原因となる執着を全くもたない男は
この世とあの世を両方捨て去る
それは蝉が羽化して抜け殻を捨て去るようなものである ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています