<西武9-5オリックス>◇26日◇西武プリンスドーム

 逆転の獅子だ。西武が初回で背負った5点のビハインドをはね返し、開幕2連勝を飾った。前夜の逆転サヨナラ勝ちの勢いそのままの勝利に、田辺徳雄監督(49)も手応えを隠せず。

「5点は重かったけどね。地道に点を取っていければ何とかなるかな、と。各バッターがうまくつなげて、いい点の取り方だった」と、打線の粘りをたたえた。

 つながりの裏には、開幕戦から導入した個別の戦略ミーティングの存在があった。今季加わった橋上作戦コーチが試合前練習中にベンチ裏で実施。過去の対戦データなどを基に、相手投手攻略への助言を選手ごとに伝えている。

その中で共通しているのは「ストライクゾーンの四隅は捨てていい」という指示。同コーチは「コーナーきっちりに来た球はなかなか打てない。もしそれで見逃し三振になっても、そのリスクはこちらで持つと伝えてます」。

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