阿笠「できたぞ新一!光彦エネルギー発生装置じゃ!」コナン「マジかよ博士!」
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
コナン「その光彦エネルギーってのは何なんだ?」
阿笠「光彦由来のエネルギーじゃ!ボタンを押す事で光彦からエネルギーが発生するんじゃ」
阿笠「その光彦エネルギーは石油の代わりになり、電気の代わりになり、水の代わりになり、運動エネルギーの代わりになる」
阿笠「その光彦エネルギーを使って、ワシは世界を掌握しようと言う魂胆じゃな」
コナン「流石だぜ博士!じゃあ早速もらっていくからな!」
阿笠「くれあくじゃぞ〜」
阿笠「…あ、一つ説明するのを忘れていたんじゃが…まぁええじゃろ」 学校〜
コナン「おはよう!」
歩美「おはようコナン君!」
元太「うなー!」
コナン「光彦はいるか?」
歩美「今日はお休みみたいだよ?」
コナン「なんだ休みか…せっかくボタンもらって来たのにこれじゃあな」
元太「うな?うなー!!!」コナンからボタンを奪う
コナン「あっ!コラ!そんなことしたら…」
元太「うなぎ!」ポチッ 光彦家〜
光彦「折角学校の日なのに熱が出るなんて…」
朝美「ちゃんと安静にしておくのよ…どれどれ体温は」
朝美「え?100℃…?きゃあ!あっつ!あっっっっっつ!!!!!」
光彦「え?そんなまさか…あれ?布団が溶けていく」
朝美「ちょ…ちょっと!誰かあああ!!!!!!!」
光彦「ま…まって!行かないで!」
光彦はお姉ちゃんを止めたが、朝美はすぐに家から出て行った。しかしそれが正解だったのだろう。光彦の体から発せられる膨大な熱量は周囲を溶かし、家を燃やし、周囲は焦土と化す準備を始める。そこにかつての光彦の姿はなかった 学校〜
コナン「なぁ…何だかかなり暑くねえか?」
灰原「そうね…春の終わりにしてはすごく暑く感じるわ…」
歩美「…あれ?温度計の温度が30℃超えてるよ?」
コナン「暖房もついてねえし…妙だな」
元太「うな!うなぎ!うな!」
コナン「なんだ?うなぎでもあったのか?」
灰原「工藤君、あれを見て。あそこで火事が起きてるわ」
コナン「火事だと!?しかもあそこは光彦の家の方面じゃねえか!」
コナン「少年探偵団!光彦を助けにいくぞ!」 光彦邸〜
光彦「周りが真っ赤で見えません…体温計の温度はどんどん上がり、今は300℃を超えました…」
光彦「一体どうしたのでしょうか…」
コナン「光彦!みつひこーーーーーー!!!!!!」
光彦「こ…コナン君!来ちゃダメです!僕の周りは全てを焼き尽くし、焦土へと変換します!」
コナン「なんだってこんなことに…!…待てよ、もしかしてあのボタンのせいか!?」
コナン「くそ!一か八かだ!ボタンをもう一度押し、次は体温を下げるなにかしらのエネルギーが出てくれれば!」ポチッ
光彦「あ…ああ…!あああああれあ!!!!!!!!」
コナン「どうした光彦!なにか変化が起きたのか!?」
光彦「わかりません!分かりませんが何か身体が光っています!」
コナン「くそ!光エネルギーだったか!」 コナン「まだだ!次こそなにかこい!」ポチッ
光彦「コナン君!次はすごく身体の中から色んな方向に引っ張られます!」
コナン「それは運動エネルギーだ光彦!」ポチッ
光彦「コナン君!何か身体が作り替えられて行ってる気がします!僕はどうなるんでしょうか!」
コナン「それは化学エネルギーだ光彦!」ポチッ
光彦「ああ!なんか高いところにいる気がします!」
コナン「それは位置エネルギーだ光彦!」 コナン「くそ!いい効果がなかなか現れねえ!」
灰原「ちょっと待って工藤君。エネルギーの種類を分かっているの?」
灰原「冷たいエネルギーなんてないのよ。だから円谷くんはもうエネルギーを蓄えていくしか道がないただの光彦と化すわ」
コナン「なんだって!じゃあ地球は一体どうなるんだ!」
灰原「このままだと地球上は火で包まれ、光を帯び、運動をしながら高いところにいるようになるわね」
コナン「くそ!次元が違いすぎて理解ができねえ!光彦をどうにか助けれる方法はないのか!」
元太「うな!うなぎ!」
コナン「うるせえうなぎ!元はと言えばお前のせいだからな!」 コナン「いや…まてよ!」
コナン「博士!博士はいるか!」
阿笠「呼んだか新一」
コナン「博士!実は光彦が光彦になるんだけどこのまま地球にいると地球がまずいことになるんだ!」
コナン「なんとか光彦をどこかに飛ばすことはできないか?」
阿笠「そう言うと思って光彦を宇宙空間へ飛ばすロケットと発射ボタンを作っておいたぞい」 コナン「さすがだぜ博士!それじゃあ早速光彦を…まずい!光彦をロケットに乗せる為には近寄らないといけねえじゃねえか!」
コナン「くそっ…もう万事休すなのか…!」
元太「…うなっ!」
元太「うなああらあらあらああええあああ!!!!!」
コナン「なっ!待て!うなぎ!お前はいっちゃだめだ!」
元太「うなあああああああああああ!、!!!!!」
光彦「元太君!?ここに来ちゃダメです!君まで燃えて蒲焼きになってしまう!」
元太「うな!うな!」
光彦「蒲焼きになるなら本望って…!僕は君を失いたくないんです!」
元太「うなぎ!」クイッ
光彦「え…これに乗れって?何ですかこのロケットは…」
元太「うなぎうなぎ!」バタン
光彦「あれ?何で扉を閉めるんですか!」 元太「うなぎっ!」バッ
コナン「うなぎ!光彦はロケットに載せれたのか!」
元太「うな!」グッ
コナン「流石だぜうなぎ!じゃあ早速発射ボタンを押して…!」
光彦「待ってください!」
コナン「なんだ光彦!もう地球が危ないんだ!悠長に喋ってる時間はない!」
光彦「さ…最後に!最後に灰原さんとお話をさせてください!」
光彦「じゃないと僕宇宙へ行く決心がつきません!どうか…どうか!」
コナン「光彦…」
灰原「工藤君。ボタンを貸して」
コナン「灰原!危ないぞ!戻ってこい!」 光彦「灰原さん!実は僕…灰原さん…灰原さんの事が!」
灰原「じゃあね円谷くん」ポチッ
光彦「灰原さーーーーーーーーーーん!!!!!!」
光彦は宇宙へ行った。熱エネルギー、光エネルギー、運動エネルギー、位置エネルギーの要素を併せ持つ光彦は太陽になり変わって新しい太陽となり、地球を照らし続けた。
新しい太陽の名は光彦。それはかつて勇敢な男の名前だったと言う ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています