https://news.yahoo.co.jp/articles/5d500a8db2301567b5d48c7938d6e8e16fae3946
■「軍師官兵衛」は配信継続  

NHKに、若山容疑者の逮捕を受けて現状の方向性について話を聞くと
「動画配信サービスの利便性を守るためにも、一部の出演者の影響による配信停止は
原則的にしませんが、今後若山容疑者が関与している事件の推移や状況によっては
今後も適宜判断をしていく予定です。またNHK for Schoolという学校向けコンテンツの
アーカイブを無料配信しているサイトでは、若山容疑者が出演されていた二つの動画は
すでに配信停止措置を行なっています」(広報局)と回答があった。  

若山容疑者は「軍師官兵衛」以外にも、2016年放送の「精霊の守り人」「鼠、江戸を疾る2」
などのドラマだけでなく、「未来広告ジャパン!」(NHK Eテレ)という
小学校5年社会科向け学校放送番組にも出演しており、NHKが多く起用してきたことが伺える。

「2019年にもドラマ『ホームレス中学生』に主演した元子役が、特殊詐欺の“受け子”を行い、逮捕されました。
子役の起用は、後々このように犯罪を犯すリスクも当然あり、事務所を辞めてしまえばハンドリングも難しい。
改めて子役起用リスクの問題点が浮き彫りになった印象です」(ドラマ制作関係者)  

現在放送中の朝ドラ「虎に翼」は、幼少期シーンに子役を使わなかったことで
賛否が起きたが、幼少期から晩年を描く大河ドラマでは、さすがに今後も子役を使わないわけにはいかないだろう。
「子役でも作品の価値を下げる犯罪を犯した際は、賠償金を払うことを前提とした誓約書などを提出してもらうなど
今後テレビ局は子役起用のリスク回避策を考える必要が出てきたのではないでしょうか」(同)  

子役が成人してから問題を起こすことまで想像して起用するのは至難の業だが
今後、テレビ局や制作会社は、子役起用のリスクにも頭を悩ますことになりそうだ。