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この度、恋人の存在が明らかになり、卒業と相成ったようで、私は密かに胸を撫で下ろしています。AKBにどのような「鉄の掟」が存在するとされているのかは分かりませんが、いずれにしても「夢と性」を売り物にしているアイドルの値打ちというのは、その不健全なまでに抑圧された環境の中で消費者側に愛と感謝を振りまくこと。

そしてそれが、いつしか限界や破綻を迎えることは、人として極めて健全な流れだと思います。「恋愛が発覚しても、批判に耐えながら頑張るのが筋だ」と非難するファンもいるようですが、これはひとえにAKBが完璧に近い夢を売り続けてきた故に引き起こした、想像力の欠如にほかなりません。失望や幻滅もまた「アイドル消費」の醍醐味なのに。

「アイドルは最後まで客の思うようになる」と謳うビジネスも、ここらで少し考え時なのではと感じます。岡田さん、あなたは立派でした!
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