今日ちょっと深夜に山登ったんだが不思議な経験をしたから最後まで聞いてくれ
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
俺は昨日の夜原付でコンビニに出かけてビール買って家の前まで帰った
その時なんだが気持ち良い風が吹いていてこのまま家に帰るのが勿体ない気分になった
少し考えこんでから俺は「よし近所の山に登ろう」と決めた 俺の家から一番近い山のてっぺんは簡単に登れてかつちょっとした観光スポットなんだよ
原付でブンブン登ったんだがあまりにも暗すぎて原付のライトだけなのは怖すぎて結構後悔した なにせ街灯もない
それでも登ると決めた手前戻るのも怖かったので登り続けると二つの光がチラホラ見えだした
猫やシカや猿やらの野生動物がいるんだな
俺は野生動物を怖がらせてしまったかなと思ったが一応クラクション鳴らして威嚇しといた しばらく登ってるとその観光スポットに繋がる脇道があったからそこを曲がり駐車場に原付を止めた
ちょっとした観光スポットであったが深夜だったので他の観光客は誰一人いないみたいで車は一台も無かった
そして俺は街灯もない山の道へと誘われて行った 正直いうとめちゃくちゃ怖かった
スマホのライトがなければ月の光があっても見えないほどの闇の中だった
俺はかなり警戒しながら一歩一歩闇の中を進み、観光スポットである所まで到着した
そこは一応ライトアップされてるから綺麗だった
明かりのせいかその瞬間は恐怖を忘れて安心してしまった 月の光や風の気持ち良さ、夜景、全てが心地よく綺麗だった
なんだか素晴らしい場所を自分一人で独占してるような気持ちになってやけに誇らしかった
そこで1時間ほど音楽を聴きながらスマホゲームしたり缶ビール飲んだりして時間を潰した
ほろ酔いの状態でテンションが上がって山奥で1人幸せに包まれていた
すると突然お腹が痛くなってきた そこはちょっとした観光スポットであるので帰る道に公衆トイレがある
俺は腹が痛くなってきたのでそのトイレへ行こうと重たい腰を上げ、また闇の中へと消えて行った
この選択が間違いだった 俺は暗闇の道を辿ってなんとか公衆トイレへたどり着いた
なぜかトイレの電気が消えていて真っ暗だった
俺はスマホの懐中電灯を照らして電気のスイッチを探し始めた
入り口の入ってすぐの所にスイッチがあったから俺は電気をつけた
とにかく汚いトイレだった。酷い悪臭で吐きそうなのを我慢して便器の前に進んだ 3つある内の手前の1つ目の個室に入って便座に腰を下ろした。
臭いのは臭かったが鼻が慣れてきてあまり気にならなくなった
俺は排便した 腹痛が消えてすっかり安堵した
全てを出し終えてケツを拭いた 「さぁ帰ろう」俺は深夜に一人で山に来れたことに達成感を感じながら立ち上がって個室を出て洗面台の前に行って手を洗い始めた するとこんな声がした
「今日はお一人ですか?」
俺はビックリして後ろを振り返った
どうやら1番奥の3つ目の個室かららしい
さっきは気づかなかったが鍵がかかって赤色になっているのに気づいた もしまとめる人さんが居たら、僕のレスも乗っけてね☆ 「え....あ....」
突然の出来事に返す言葉がなかった
おそらく男らしい声が返答を待たずに続ける
「そうですか1人ですか」
「風が気持ちいいですよね」
「あそこで一人座って酒を飲んだりして」 誰の話をしてるのか、監視されてるみたいで気味が悪い
俺は恐怖で動けなくなった
「こんな時間に来るのは珍しいですよ」
「どうしてここに?」
恐怖だったが中にいるのが普通の人だと思うと気まずさに耐えられなくなったので何か返すしかなかった
震える声を抑えて「なんとなく...きました」答えた 返事をしたのが間違いだった
話し相手が見つかったと言わんばかりに男のテンションがあがる
「そうですか!僕もそうですよ。とくに理由なんてありませんよね」
「いやー気が合うなぁ。」
とにかくその場から去りたい気分だったが恐怖のせいか身体が凍りついたように動かない 「もうこんな時間だし、一人で帰るのは危ないですよ。僕がついて行きましょうか」
俺は本格的に恐ろしくなってきた
断ろうとしたが男が畳み掛けるように遮る
「いいんですよ、こんなに気が合うじゃないですか」
「そんなに怖がらないでくださいよ」と男がケラケラと笑い始める 「じゃあすぐに拭きますから待っててください」
男が出てくるとわかると全身に寒気が走って今すぐ逃げなくてはならないと確信したわ
5秒も数えない内に男が「行きましょう!」と言ってきた 俺は「うわあああああああああ」と叫びながらトイレの入り口から数10メートル先に止めてある原付に向かって全力で走り始めた
そして原付に飛び乗って暗い山道をライト1つで全力で逃げた
後ろから「アハハハハハハ」と謎の男がケラケラ笑いながら追っかけて来たのを覚えてる
怖すぎて叫びまくったわ
しばらく走らせてると途中からその男の声も聞こえなくなったからついに逃げ切ることが出来たんだなと思って山を降りた
もうフラフラになりながら家に帰ったよ 結局振り返る暇もなかったから男の正体はわからず終いだった まぁ確かに昨日こういう体験をしたわけなんだが俺は起きてからこの話を朝食時に両親に話したんだよ
そしたら、「お前は昨晩ちゃんと家で寝てたよ」って言われたから本当に不思議で訳がわからなかったのよ
俺は親に揶揄われてるんだと思って「ふざけるな」と怒ったんだけどそしたら両親が察したように顔を合わせて「あぁ、悪化してるわ」って言われた ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています