0001それでも動く名無し
2022/03/22(火) 22:40:59.34ID:CRotYQC20誰もいない森で倒れた木は、音を出したか?
「もし今、私たちの知らない遠く離れた地の誰も居ない森で、一本の木が倒れたとします。
その際に、その木は“音を出して”倒れたのでしょうか。」
アイルランド国教会のジョージ・バークリー主教(1685〜1753)は、ある日こんなことを人々に投げかけました。
──皆さんでしたら、この問いにどう応えるでしょうか。
普通に考えれば、「木は“音を出して”倒れた」という答えが返ってきますよね。
ですが、バークリー主教だけでなく、少なくない数の哲学者や心理学者は、この問いに対して「木は “音を出していない” 」と答えます。
さて、それはどういうことでしょうか。
キーワードは、「認知」という言葉です。
誰も居ない森では、倒れた木の音について、だれも認知することはできません。
そして、バークリー主教は「(それが)存在するということは、(誰かがそれを)認知をすることである」という言葉を残しました。
つまりは、「存在は、認知があって初めて成り立つ」ということなのでしょう。
なんとなく分からなくもありませんが、少し難しい表現ですよね。
──ということで、今回は、「認知」と「存在すること」について、お話していきたいと思います。
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