アメリカで公開されたその年の最低映画を選出する、第42回ゴールデンラズベリー賞(ラジー賞)の受賞結果が、アカデミー賞授賞式前日の現地時間26日に発表され、人気プロバスケットボール選手レブロン・ジェームズが『スペース・プレイヤーズ』で最低主演男優賞を受賞。

一方、過去の受賞者で、本年度アカデミー賞主演男優賞が有力視されている『ドリームプラン』のウィル・スミスが名誉挽回賞に選ばれた。

マイケル・ジョーダン主演の大ヒット作『SPACE JAM/スペース・ジャム』(1996)の実質リブート作となる『スペース・プレイヤーズ』には、ワーナーの人気キャラクターが勢ぞろい。
しかし、ラジー賞は「ワーナー・メディアの115分にわたるコマーシャルと呼ばれている」と手厳しい評価で、レブロンの最低主演男優賞と最低スクリーンカップル賞に加え、「最低リメイク、パクリ、続編賞」の3部門で受賞する結果となった。

演技部門では、全米映画俳優組合賞にもノミネートされた『ハウス・オブ・グッチ』のジャレッド・レトーが最低助演男優に選ばれる結果に。

また、8本もの映画に出ていたことで、特別部門「ブルース・ウィリスによる2021年映画の最低演技」が創設されたブルース・ウィリスが『コズミック・シン』で受賞した。

最低作品賞は、ダイアナ妃の人生を描いたブロードウェイミュージカルの配信版『ダイアナ:ザ・ミュージカル』で、最多5部門で受賞している。