俺「いいから開けてみてくれ」

木之本桜「うん……櫛?」

俺「あぁ、さくらに似合うと思って。」

木之本桜「ありがとう、小狼君。でもなんで急に……」

俺「本来櫛ってのは贈り物には向かない物なんだ。『苦死』と書いてくし、と読めるからな。でも敢えてそれを贈り物として選んだのには意図があるんだ」

木之本桜「その意図って?」

俺「『苦死』……これから共に苦しみを分かち合い、共に死のう、そういう意味を込めたんだ」

木之本桜「………それって」

俺「あぁ、俺と結婚してくれ、さくら」

木之本桜「うん…………うん!!!これからも、ずっと一緒にいようね!!!」