「一番良かったのは勝ったこと。早いカウントからストライクを取れたので、楽にピッチングできた」

来日1年目の昨季、中日戦は3勝0敗、防御率0・66。登板前日に「4勝目になるだろう」と予言した右腕が、有言実行だ。真骨頂の打たせて取る投球で凡打の山を築き、3―0の八回1死満塁のピンチでは大島を空振り三振、ビシエドを投ゴロに。無失点で切り抜け、雄たけびを上げた。

昨季は14試合の登板で5勝3敗。飛躍を期待させる好投を見せ、敵地バンテリンドームのファンを沈黙させた。