生徒にＳＮＳで性的なメッセージを複数回送るセクハラをしたとして、滋賀県教委は２９日、県立高の男性教諭（４１）を停職３か月の懲戒処分にした。ほか３人の懲戒処分も発表した。

　県教委によると、男性教諭は２月１８〜２３日、勤務先の男子生徒に３回にわたって性器のサイズなどを聞くメッセージをＬＩＮＥで送った。同２４日に生徒の友人が学校に報告。教諭は調査に対し「酒に酔い、やりとりの場を和ませようと思った」と話したという。

　また、県立高の別の男性教諭（３３）を停職１か月とした。２０２０年８〜１１月、女子生徒にＳＮＳで複数回、「胸を触りたい」といったメッセージを送ったという。

　このほか県立守山高が大学を受験した３年生２０人の調査書に誤った成績を記入した問題で、担当した女性教諭（６３）を戒告とし、生徒の個人情報が記載された書類を複数回、許可なく校外に持ち出し、うち一部を紛失した養護学校の男性教諭（４８）も戒告とした。