千葉県、コロナ対策の過度な制限見直しへ

千葉県の熊谷俊人知事は7日の定例会見で、現在進めている新型コロナウイルスの感染防止対策について、感染防止の水準を維持した上で過度な制限を見直す方針を示した。全庁的に検討し、県としての考え方を示すとしている。

知事は「惰性で必要以上の制限を加えていないかどうかを改めて点検し、感染対策とさまざまな活動の両立を図りたい」と話した。

事例として学校給食を挙げ、「多くの学校で対面せず黙食という状態。大人は飲食店でどのような状態かを考えると、大人以上に制限をかけている」と指摘。

特に高齢者や子供を念頭に、現場では改善が難しい事例があることをふまえて県の考え方を示しながら、場面ごとに感染対策の不均衡を是正していくとした。

県は3月21日の蔓延防止等重点措置終了後も、3密の回避やマスクの着用といった基本的な感染防止対策の徹底などを呼び掛けている。