阪神メル・ロハス・ジュニア外野手は「世界の王」の金言を胸にダメ押し2号2ランを決めた。

1点リードの8回無死一塁、畠の初球145キロ直球をバックスクリーン右へ。「代打の時、早いカウントのストライクを1球で仕留めることを集中してやっていった結果だね」。来日2年目で初の甲子園お立ち台に胸を張った。

前日14日、ナゴヤドームで打撃練習中に藤井康1・2軍巡回コーチからアドバイスを受けた。「ポールに向かって思い切り振っていく。そう意識すれば手を先に出せる。お尻を回転させて、前で打つことができる」。藤井コーチがソフトバンクの打撃コーチ時代、王貞治球団会長兼特別チームアドバイザーから学んだ考え方を伝授され、この日は値千金の1発。「本当に感謝しています」と満面の笑みで喜んだ。

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