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西「僕は与祝を持ってきました。ルーキー、桐敷、意味分かるか?」
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0001それでも動く名無し
垢版 |
2022/04/16(土) 01:14:22.50ID:nqqox5WRd
桐敷「…」
糸井「いや、分からんやろ!」(と西にツッコミ)
西勇「未来の姿を先に喜び、祝ってしまうことで現実を引き寄せることを予祝と言います。みんな予祝で、ただ一つできてないことがある。分かる?テル、馬場」
佐藤輝、馬場「分からないです」
矢野「ちょっと時間大丈夫ですか?」
矢野「あの〜今日僕の友達の文字職人の杉浦誠司さんに今日来ていただいて、365枚ある札の中から、漢字を一文字引き当てるんですけど、僕がチームに、えーイメージしながら引いたのが、波!という、えー字でした。」(六甲おろしが流れる)
矢野「えーそれを、えー出してくれたメッセージなんですけど、波も引く、えー潮もね引いて、えー波が起きる、浮き沈みもあるけど、みんなで大きい波を作っていこう、それが楽しむことが一番大事じゃないかっていうメッセージをもらってね、今日戦ってきました。誠司さんありがとうございます。」
0002それでも動く名無し
垢版 |
2022/04/16(土) 01:14:44.14ID:T3zSTTMQM
バンテリンドームで迎えた中日戦
先発中継ぎが投げ粘るも、打線が勢いを見せず惨敗だった
スタジアムに響くファンのため息、どこからか聞こえる「今年は100敗だな」の声
無言で帰り始める選手達の中、新人王候補桐敷は独りベンチで泣いていた。
完全試合で手にした栄冠、喜び、感動、そして何より信頼できるチームメイト・・・
それを今の阪神で得ることは殆ど不可能と言ってよかった
「どうすりゃいいんだ・・・」桐敷は悔し涙を流し続けた
どれくらい経ったろうか、桐敷ははっと目覚めた
どうやら泣き疲れて眠ってしまったようだ、冷たいベンチの感覚が現実に引き戻した
「やれやれ、帰ってトレーニングをしなくちゃな」桐敷は苦笑しながら呟いた
立ち上がって伸びをした時、桐敷はふと気付いた

「あれ・・・?誰かいる・・・?」


ベンチから飛び出した桐敷が目にしたのは…





「僕は予祝を持ってきました。」
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