DeNAは先発の上茶谷大河投手がヤクルト打線を5安打完封。打線も1回にネフタリ・ソト内野手、3回に宮崎敏郎内野手がとも2ランアーチ、6回には佐野恵太外野手がダメ押しの2点二塁打と、クリーンアップの3人で全得点をたたき出し、今季ホームでの初勝利をあげた。

 上茶谷は力のある直球と、今季新たに習得したシュートとフォークの制球が冴え、わずか91球で無四球完封。抜群の制球力を武器にメジャー355勝をマークした名投手にちなんで“マダックス”と称される100球未満の完封は、昨年10月2日の阪神・高橋遙人(対広島=甲子園)以来で今季両リーグ初。球団では12年9月7日・広島戦(マツダ)の国吉佑樹(現ロッテ)以来、10年ぶりの快挙だ。

 試合後、三浦大輔監督は上茶谷について「ストレートで打者を押し込めていた。ストライク先行で投手有利のカウントを作れていた。打者のふところをえぐって攻めていたし、両サイドを広く使えていた」と高く評価。お立ち台でスポンサーのマルハニチロから贈呈されたマグロのレプリカを抱えている姿を見ながら「(評価は)ウナギ登りじゃなくてマグロ登りやね」とほほ笑んだ。

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