日本ハム・新庄剛志監督(50)が18日、伊藤大海(24)、吉田輝星(21)両投手に登板時に外野を守らせる仰天構想≠描いていることを明らかにした。

「うまいんですよ、あの2人。投げて、新しい投手が来て、その間に左翼に行って、(またマウンドに)戻って、みたいなことをやる可能性があるから、外野の守備はしておいてと言った」

左打者に対し左腕のワンポイントリリーフを使う際などを想定したBIGBOSS指令に、2人は乗り気。投手の練習後、外野で打撃練習の打球を追うなど目慣らしも行っている。

投手が一度、野手のポジションを守って戻る例といえば、新庄監督が阪神での現役時代に師事した野村克也監督(当時)が駆使した「遠山・葛西スペシャル」が思い出される。巨人・松井秀喜に「顔も見たくない」と言わしめた対左のワンポイント左腕・遠山と右腕・葛西がマウンドと一塁を行き来する奇策だった。

それを再現するかのような新庄スペシャル=B「(伊藤らは)『できるよ』とアピールしてくる。うれしいね」と指揮官。常識にとらわれず、勝利を追求する。
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