一、三塁からの重盗を決めたのは、今季セ・リーグで初(西武が1)。昨季もやはりリーグで2つしかなかった。いずれも巨人。そう。膠着(こうちゃく)状態で原監督が出す奥の手なのだ。
その2つのうちの一つが中日戦(4月15日、東京ドーム)だった。福谷―木下のバッテリー。苦い記憶がアラームを鳴らしていたはずだった…。どうすれば防げたのかを、専門家に聞いた。

 「これが(俊足の)吉川や坂本なら話は別ですが、ウォーカーですよ? それが走ってくるということは、丸も来ると予測がつく。察知してほしかった」