阪神・矢野燿大監督(52)の動き≠ェ、さらに活発化している。

 26日の中日戦は降雨中止となり、指揮官は甲子園の室内練習場で行われた全体練習で野手の打撃指導にも本格進出。これまでは担当コーチに任せていた選手個々の指導にあえて踏み込んだ。

【写真】佐藤輝に「虎メダル」を贈呈する阪神・矢野監督

 ここ最近の矢野監督はとにかく積極的だ。すでに前カードのヤクルト3連戦(神宮)では本塁打を打った選手に贈呈される「虎メダル」のプレゼンター役を買って出るなど、グラウンド外でも低迷脱出へのアクションを自ら起こし始めている。

 そして、この日は通常メニューを終えた4年目の小幡竜平内野手(21)を「竜平!」と手招きして呼び止め、マンツーマン指導を開始。自らティーのトス役を務めると小幡のバットを拝借し、身ぶり手ぶりも交えながら深いコミュニケーションを取り続けた。さらに左打ちで実際に打ってみせ、その内容を自ら実演するほどの熱の入れようだった。

 この熱血指導について矢野監督は「『ちょっとこうじゃないかな』というのがあって。バッティングコーチも(巡回コーチの)藤井さんとも一生懸命みんなやってくれているところもあるからアレやったけど。自分の気づいたことは伝えて。もちろん俺も選手を悪くするつもりは当たり前やけど、もちろんないし」とし1コーチ≠フ目線で助言を送ったことを明かした。
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