ヤクルトの原樹理投手(28)が、8回7安打2失点の粘投で今季2勝目。投打がかみ合い、高津ヤクルトが再び貯金「1」だ。

 登板間隔を空けるために、一度抹消され、中10日で迎えたマウンドだった。抹消期間は主に「直球」を修正。前回16日のDeNA戦では3回9安打4失点と早期降板を余儀なくされただけに、ヒーローインタビューでは「10日間で何がダメか見直したのがよかった」と振り返った。

 雨天中止となった26日には、短めのダッシュなどで調整しつつ、この日4安打と活躍した山田から「打者心理」を助言された。

 原は「カープは打線がつながるので、線にせず点にすることを心がけました」と振り返り、3本のアーチを含む打線の援護にも「攻撃もそうだけど、守備でもたくさん助けてもらった。野手に感謝しかない」と話した。

 また高津監督はシュートやスライダーなど、変化球のキレを評価。「樹理には毎年2、3勝の投手だと言っているので、まず1つの壁に到達したと。ぜひその壁を乗り越えてほしいなと思います」と、指揮官ならではの“辛口エール”を送った。

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