八代市の秀岳館高男子サッカー部で今年3月、入学・入部を控えて部の寮に入った県外出身の中学3年の男子生徒が2年生部員(現3年生)から殴られたとして、
生徒の保護者が暴行容疑で八代署に被害届を出したことが26日、分かった。生徒は3月中に退寮したが、
別の高校に進学できない状況が続いている。

 関係者によると、生徒は入寮して数日後の3月下旬、寮の食堂で、
夕飯用として決められた1人当たりのご飯800グラムを器につぎ分けていたところ、
2年生部員の1人からいきなり「調子に乗るな」と言われ、後頭部や背中を殴られた。さらに「殺すぞ」とも罵倒された。

 この暴行などをきっかけに生徒は帰省。保護者が署に被害届を出し、4月5日付で受理された。署は任意で調べているという。

 秀岳館高によると、サッカー部から事実関係の報告を受け、殴った部員を自宅謹慎にしている。