「2012年から現在まで、審判は合計65回、退場を宣告しました。そのうち白井氏が宣告した回数は6回で、これはトップタイです。同じく6回だったのは、原信一朗氏(42)でした。あとは3回が4人という結果でした」(同・記者)

3位が3回なら、1位の6回は突出しているとも言える。ただ、白井氏と原氏が退場を命じた理由を精査すると、原氏には考慮すべき事情があるように思える。

「原さんは2019年8月13日、西武対オリックス戦で球審を務めました。西武は死球を3回も出し、オリックスの一塁コーチを務めていた佐竹学さん(47)がマウンドに駆け寄り、西武の森脇亮介投手(29)の胸を突いたのです。これで両チームの選手が乱闘を繰り広げました」(同・記者)

この試合で3人の退場者が出た。つまり原氏は、1試合で複数のコーチや選手に退場処分を下したのだ。乱闘が起き、警告試合となったことを踏まえれば、原氏の判断は当然だろう。

「一方、白井さんが退場を下した6試合のうち、侮辱行為や暴言を吐いたという理由が5試合と、圧倒的多数を占めています。白井さんに同情できるのは、2013年4月16日のDeNA対中日戦で、DeNAの中畑清監督(68)が本塁のクロスプレーを巡る判定で激高し、白井さんに体当たりを食らわせたケースぐらいではないでしょうか」
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