0001それでも動く名無し
2022/05/03(火) 16:32:20.41ID:4FF/O5cT0西区の公務員男性(45)も県外の知人から「広島のは広島焼きで、大阪のものがお好み焼きでは?」と言われるたび、カチンとくるという。「悪気はなくても地元民の感情を逆なでする言葉。『広島を焼いた』みたいに聞こえるのも気分が悪い」と憤る。
「広島風」に納得いかないのは東区の主婦(62)。「本流に対して亜流というニュアンス。関西のものがスタンダードと言われているようで…」。南区の40代男性も「大阪人に広島風と言われたら、必ず大阪風と言い返す」と、鼻息荒い。 「広島焼き」「広島風」どっちも容認派からは、「違和感はあるけど、関西風と区別するのに分かりやすい」(熊野町の50代事務員女性)との声も目立つ。福山市の男性(81)は、「県東部では関西風が主流。西部とはお好み焼きに対する熱量が違うから、呼び方にはこだわらない」とさっぱりしている。
お好み焼き店を営む皆さんはどう考えているのか。お好み村組合(広島市中区)の豊田典正理事長(56)は「『広島焼きください』と注文する観光客は多いけど、そんなことでは怒らんよ。知らない人には丁寧に説明すればいいんです」 年300枚のお好み焼きを食べ、業界について研究する広島経済大(安佐南区)の細井謙一教授(54)は、呼び方論争を「愛着の裏返し」とみる。広島では戦後復興をお好み焼きと歩んできた歴史があり「デリケートになるのは理解できます」。その一方で「広島」を付ける利点も説明する。富士宮やきそばや佐世保バーガーのように、地名を入れると認知度は高まる傾向があるそうだ。
広島市南区の女性(34)はこう言う。「広島焼き、広島風という表現に怒るのは広島人の持ちネタで、あいさつのようなもの」