「広島12-3巨人」(3日、マツダスタジアム)

 巨人の先発でドラフト3位の赤星優志投手が自己ワーストの3回1/3を11安打12失点(自責点3)、96球で降板した。2敗目を喫し、「先発として試合が作れず、チーム、中継ぎの方に迷惑をかけてしまい、申し訳ないです」。初回に6失点すると、二回も3失点。チームが3連敗中の中、厳しい投球になった。

ベンチの原監督も険しい表情で見つめるしかなかった。右腕を初回から大乱調。先頭・堂林に中前打を浴びると、3番・西川の二遊間のゴロを遊撃手・広岡が失策。味方に足を引っ張られると、2死一、三塁から坂倉に先制の中前適時打を浴びた。さらに、続く中村健にも中前適時二塁打を食らい、不調の小園には四球を献上。2死満塁から8番・矢野に中前への2点適時打とされた。

その後も自身の失策なども絡み計9失点で降板。先発がノックアウトされた巨人は後続も打ち込まれ大敗を喫した。

なによりこの日の守備陣は4回までに4失策。遊撃の広岡と途中出場の増田がそれぞれ失点に絡む失策をするなど内野の要である坂本の不在が顕在化してしまった格好だ。

原監督「(坂本)勇人が離脱しているという状況でね。まあ(ショートが)弱点というのは間違いないんですけど。それでもプロとして軽はずみなプレーを見せられるとね、バッテリーもそこに打たせない苦労が出てきてしまうので」