生涯巨人を希望しつつも、球団側からトレードを打診されるなど置かれた立場が年々厳しくなっている自覚はあった。
旧知のDeNA関係者によると、顔を合わせると「年俸は安くてもいいから戻れないか」と尋ねたこともあったという。

村田のベイスターズ復帰は劇薬で、せっかく進めた時計の針を戻しかねない。
だが、同じように反発の声も大きい中で出戻り広島を25年ぶりのリーグ優勝に導いた新井の例もある。
ベテラン風を吹かすことなく、首脳陣や年下の同僚にも「アライさん」と愛される人柄あっての美談。
巨人で男を磨いた「ムラタさん」も、来季20年ぶりの優勝を目指すDeNAに、必要な戦力と見込まれるだろうか。

https://www.iza.ne.jp/article/20171021-75MXEHSIGFPODJEOPQ42NHFWEU/