原泰久の人気漫画(集英社「週刊ヤングジャンプ」連載)を実写映画化した本作。
時は紀元前、中国春秋戦国時代を舞台に、天下の大将軍になるという夢を抱く戦災孤児の少年・信と、中華統一を目指す若き王で後の秦の始皇帝・エイ政(吉沢亮)の出会いと激闘を、壮大なスケールで描いた映画『キングダム』(2019年)の続編。
天下の大将軍へ夢の第一歩を踏みだした信の初陣となる、“蛇甘(だかん)平原”での戦いを描く。

原作ファンの中でも「誰が演じるんだ?」と注目の的となっていた、商人の出ながらも、持ち前の頭脳と、圧倒的な財力で秦国の丞相にまで登りつめた野心家であり最大の権力者・呂不韋(りょふい)。
秦王・エイ政を補佐する名目の元、国の実権を裏で牛耳ると噂される秦国随一の大物を、佐藤が演じる。

今作への参加について佐藤は「呂不韋という役はアクティブな部分での活躍ではなく、裏側にある政治的な部分で暗躍する存在。含みを持たせつつ、作品が持つ動の部分をいかに盛り上げることができるのかを意識しました」と語っている。
その圧倒的な存在感の魅せ方に期待したい。

呂不韋陣営の中心人物で、秦軍の総司令官を務める軍師・昌平君(しょうへいくん)を玉木が演じる。
玉木は「今回、昌平君として『キングダム』に携われる事を知った時、うれしさのあまり、すぐに吉沢亮君に連絡をしました。撮影現場は、当初に感じた気持ちと同様に士気が高く興奮しました。新たなキャストも加わり、更にスケールUPし、躍動感あふれる映画になっていると思います」と語り、喜びを露わにした。

そして、中華最強とも自負する屈強な武人・蒙武(もうぶ)を平山が演じる。
呂不韋、昌平君、蒙武、新たな豪傑たちの登場に波乱の予感。
彼らは、敵か、味方か。
信やエイ政の進む道にどんな影響を及ぼすのか。