泉市長は就任後、子ども部門の予算を倍増させる一方、下水道整備計画の予算を大幅に削減、職員給与も一律4%カットするなどの大胆な措置を講じている。
 「当初、市にお金はないものだと思い込んでいたが、それは誤解だった。無駄遣いをやめれば、子どもや家族、困っている方々への支援は十分にできる。優先度を決め、残ったお金でハード整備を行えばいいだけで、難しいことは何もない。1年目には市営住宅の建設を全て中止したし、ゲリラ豪雨対策でもある600億円の下水道整備計画を150億円にする代わりに、要配慮者が早い段階で避難できるような支援策を充実させることにした。結果、私が市長になったら黒字財政になり、70億まで減っていた貯金額を115億にまで積み増した」。