レンジャーズは8日(日本時間9日)、ヤンキースとのダブルヘッダー第1戦に1-2でサヨナラ負けを喫した。9回の痛恨被弾に対し、クリス・ウッドワード監督は敵地ヤンキースタジアムへの批判を展開。狭いことで有名な右翼への当たりだったために「99%の球場では簡単にアウトだった」と持論を述べたが、どうやら見当違いだったようだ。

 1-1の同点で迎えた9回。先頭打者のグレイバー・トーレスが逆方向に放った打球は、大喜びのファンが待つ右翼スタンド前列に飛び込んだ。この当たりにウッドワード監督は試合後「ここは小さい球場だ。彼はたまたまリトルリーグの球場でライトに打っただけだ」と展開した。

 カナダメディア「ザ・スコア」によると、サヨナラ弾の飛距離は396フィート(約120.7メートル)。メジャー各球団の本拠地では「30球場中26球場でホームランだった」との計算を弾き出した。正確には、約13%の球場では本塁打にならなかったことになる。

 この“言いがかり”に、値千金の一発を放ったトーレスは「両チームとも同じ球場でプレーしているんだ。同じ広さだよ。リトルリーグの球場でサヨナラ本塁打を打てて良い気分だね」と洒落っ気を添えてコメント。ヤンキースのアーロン・ブーン監督は「彼の計算は間違っているよ。99%は不可能だ。30球場しかないんだから」と答えていた。
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