起訴状などによりますと、岐阜県警の大垣警察署留置管理課の元・巡査長で無職の杉山泰弘被告(32)は、去年12月からことし1月にかけて、勾留中の30代の女性に、複数回わいせつ行為をくり返した、特別公務員暴行陵虐の罪に問われていました。

検察側は「看守の立場を利用した責任は重い」と懲役4年を求刑。弁護側は「懲戒免職など社会的制裁を受けている」と執行猶予付きの判決を求めていました。

9日、岐阜地方裁判所の出口博章裁判官は「警察への信頼を失墜させ、破廉恥極まりない犯行で刑事責任は重い」と懲役2年6か月の実刑判決を言い渡しました。