東大院教授「早生まれの不利は大人まで続く」研究結果発表

遅れを取り戻そうとする努力が裏目に出ることも

 昔から「早生まれ(1月~3月生まれ)」は学校生活で損をするといわれてきた。
特に幼少期では生まれた月の違いによる成長差は大きく、学年内で“最年長”の4月生まれの子供は相対的に体格がよく、勉強やスポーツに秀で、
リーダー的な存在になりやすい一方で、“最年少”の3月生まれは何事にも遅れがちになるといわれる。

 こうした差があるのはせいぜい小学校までの間だけで、年齢を重ねると差はなくなると誰しも考えている。
しかし、労働経済学を専門とする東京大学大学院経済学研究科の山口慎太郎教授は、7月11日に公表した論文(Month-of-Birth Effects on Skills and Skill Formation)で、
生まれ月による差は想像以上に長く続くとする研究結果を発表した。

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