だが、プロ6年目を迎えた現在でも、1年目の6勝が自己最多だ。1軍定着できない最大の要因は故障の多さ。

2018年に腰痛、2019年に右肘の遊離軟骨除去手術、2020年に右肩の肉離れと毎年のようにケガで戦線離脱。ちなみにドラフト後にも右肘の遊離軟骨除去手術を行っている。「無事之名馬」という格言があるように、故障せずに試合で投げ続けることも一流と呼ばれる選手の条件だ。 昨季は開幕時に先発要員だったが、6月中旬から救援に配置転換。自己最多の52試合登板した。
回またぎでも投げられるため首脳陣にとっては貴重な存在だ。4勝3敗1セーブ11ホールド、防御率3.07とセットアッパーで稼働した。 昨オフの契約更改で先発を希望していたが、今季も開幕から救援で起用されている。15試合登板で1勝4ホールド、防御率3.94(数字は5月11日終了時点、以下同)。
4月30日の阪神戦で3点ビハインドの7回2死満塁から救援登板し、大山悠輔に押し出し四球、糸井嘉男に2点適時打、8回に山本泰寛に2ランを被弾したが9回まで投げ切った。2回2/3で48球を投げて2安打2失点の投球内容で、翌5月1日に登録抹消された。 スポーツ紙記者は畠に同情的な見方を示す。