阪神次期監督候補に落合博満氏急浮上 YouTubeや在阪テレビで“ラブコール”



 一時は勝率0割台にまで沈んだ阪神タイガースの“ダメ虎”ぶりに、開幕直後から夕刊紙には矢野燿大監督の「途中休養」の文字が躍った。開幕9連敗の後には藤原崇起オーナーが矢野監督の去就について「当然、シーズン終了まで采配を振るってもらう」と火消しに走る騒ぎとなったが、すでに具体的な後継候補の名前が飛び交っている。

~中略~

 ところが、である。今回の後継監督人事を巡って浮上しているのが、完全な“外様”である元中日監督・落合博満氏の名前なのだ。

「最近の落合氏の言動を見ると、“オレを阪神の監督にすれば優勝できる”というアピールに見えて仕方がない」

 そう話すのは在阪テレビ局関係者だ。

「4月に自身のYouTubeチャンネル『落合博満のオレ流チャンネル』を開設し、〈阪神・矢野監督の開幕前の退任発表を斬る!〉(4月13日)、〈悩める「阪神・藤浪投手」に助言!〉(同15日)といった見出しの動画を次々にアップ。再生数を伸ばしています。真剣な表情で“佐藤(輝明)が失速したのは体力不足”“オレは休んで調子を戻した”などとアドバイスを送っているのです」

 動画内でスタッフから現場復帰について聞かれると「考えます。どうやったら上手くなる、どうやったら勝つということを教えたい」と意欲を見せた。今年からテレビ露出を一気に増やして“オレ流”の分析を披露していることもあり、球界関係者の間で「落合氏が監督復帰に動いている」(スポーツ紙デスク)という見方が定着しつつある。