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選手「俺たちの仕事は、人生で負けっぱなしの敗者のファンに勝利を売ることだ」
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0001それでも動く名無し
垢版 |
2022/05/22(日) 23:42:39.82ID:Zzxr4mgV0
NHLのスター選手

「俺たちの仕事は、日常生活で負けっぱなしの人生の敗者に『勝利』を売ることだ」

ひとつは、社会的には敗者の彼らが、勝者と一体感を味わう必要。
人差し指を立てて「俺たちゃ一番!」と小躍りして叫ぶことが彼らには必要なのだ。
あるホッケーの選手が言っている。「プロスポーツの目的は絶対的に勝つことだ。
ぼくらは勝利を売っているんだ。日常生活では勝利を味わえないたくさんの人たちに勝利を売る。
お客は〈自分の〉チームに我を忘れる。つまり勝つチームと同じ気分になるわけだ」

この代理成功の魅力に加えて、スポーツが中流やその下の労働者階級にも人気があるのは、
知ったかぶり、独断、記録をとること、人の知らないちょっとした知識、普通は「決断を下し」たり
「管理し」たり「意見を形成する」階級に独占されている類いの似非学識、を気取ることができるからである。
ワールドシリーズやスーパーボールは、誰にでも退屈な博識者ぶる機会、一時的に立派な酒場の学者を演じる機会、
短い期間だけ上位の階級の真似をして重大演説したり、意見を披瀝する機会を与えてくれるのである。

妙なことに、自然の意志が働いたかのように、このふたつは真冬と真夏に近い時期にぶつかっている。
だからこそこのふたつは、民主主義の神聖な日として、また儀式として、欠かすことができない。
労働者階級はユニオン・カーバイド社の浮沈の原因は知らないかもしれないが、「試合の見どころ」の通として、
チャージャーズ、あるいはドジャースがなぜ今シーズン勝つかについて、訳知り顔ができる。
これは大いに満足感を味わえる機会だ。

『階級(クラス)―「平等社会」アメリカのタブー』(ポール・ファッセル)
0002それでも動く名無し
垢版 |
2022/05/22(日) 23:44:12.10ID:Zzxr4mgV0
>上位の階級の真似をして重大演説したり、意見を披瀝する機会を与えてくれるのである。
opsがー
warがー
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