「そこまで落ちたか原辰徳と、血が沸騰してくるような感じ」巨人・原監督が中田翔に“6245打席目での送りバント”で乗り越えて欲しかったものとは?

原監督「(中田は)借りてきた猫みたいで……」

 どれだけの言葉よりも、1つの送りバントのサインが伝える重みがあるからだった。

「自信しかない」と大見えを切って突入した巨人2年目のシーズン。しかし開幕前の絶好調とは裏腹に、開幕直後から中田のバットから快音は消え、4月22日には一軍登録を抹消された。

 実はこの抹消の直前に原監督に中田のことを聞くと「何かもう一つね、借りてきた猫みたいで、本来のものが出ていない。いまのままじゃダメだと思うけど、もうしばらく一軍に置いて様子を見たい」と語っていた。

 その直後の抹消だったのだ。