0001それでも動く名無し
2022/05/23(月) 23:07:26.29ID:e5Gns8W30金なんか何の用にも立たない。ってことなのか…
「ルイジアナ州の謎の投資家が、ワシントン州南部に広がる100 Circles(100の円形農場から成る穀倉地帯)、計14.5万エーカー(約5.9万ha)を1億7100万ドル(約190億円)でポンと買ったらしい」
そんな途方もない大型ディールの詳細が、地方紙「Tri-City Herald」に出たのは2018年のことでした。国内大地主の不動産投資を追うThe Land ReportのEric O’Keefe編集長もこれには口アングリだったみたい。こう書いています。
「後にも先にも聞いたことないスケールだ。
2年前にファームランドL.P.が買ったWeidert Farmで6000エーカー。
去年オンタリオ教職員年金プランが買ったBroetje Orchardsだって6175エーカー。
それでさえブルームーンイベント(超レア現象)なのに。
万エーカーだと? そんな金動かせるのはソブリン・ウエルス・ファンドか機関投資家ぐらいだろう」
売り手は編集長の睨んだ通り資産運用会社でしたが、買い手は謎でずっと気になっていたようですが、後日掴んだところによると、”ルイジアナ州の投資家”というのはほかでもないビル・ゲイツ。同様のアプローチで全米の農地を買い漁り、いつの間にか個人としては米国No.1の農場主になっていたのです!
ワシントンとオレゴンの州境を流れるコロンビア川流域(コロンビア・ゴージ)は、米国有数の肥沃な穀倉地帯です。ここにある100 Circlesを買ったのは、100C LLCというデラウェアで法人登記した不動産業務を取扱う有限会社でした。まあ、そこまではTri-City Heraldも掴んでいますし、金持ちがペーパーカンパニーを介することで不動産売買を秘匿化するのはよくある常套手段。ビル・ゲイツも資産運用を任せている金庫番マイケル・ラーソンの投資会社「Cascade Investment」で直接買ったり、間に別会社を立てて買ったりしていたというわけです。
ただ異常なのはその規模です。以下はそれやこれやで別れた夫人と共同で買った農地を、AcreValue.comがマップにまとめたもの。