https://news.yahoo.co.jp/articles/7cb002a5bd2cd99b52336b2c54acdcd052ee4bec
「広島焼き」への拒否反応は強かった。「広島風は百歩譲って我慢するが、広島焼きは絶対許せない」。広島市東区の会社員男性(50)は抗議する。「そんな食べ物はない。この呼び名ではキャベツや麺を重ねて焼く広島のお好み焼きをイメージできない」とおかんむりの様子だ。

西区の公務員男性(45)も県外の知人から「広島のは広島焼きで、大阪のものがお好み焼きでは?」と言われるたび、カチンとくるという。「悪気はなくても地元民の感情を逆なでする言葉。『広島を焼いた』みたいに聞こえるのも気分が悪い」と憤る。

 「広島風」に納得いかないのは東区の主婦(62)。「本流に対して亜流というニュアンス。関西のものがスタンダードと言われているようで…」。南区の40代男性も「大阪人に広島風と言われたら、必ず大阪風と言い返す」と、鼻息荒い。